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蘇る記憶
3つ下のあ~あ、やっちゃった!! でいただいたコメントにレスをつけていて思い出したことがありました。

そういえば私もインドで2回も車にぶつけられたなあ・・・。

1回目・・・ダンナ付きのドライバー(キーちゃんことKishan)が運転している車に一人で乗っていた時のこと、ちょっと渋滞中の道で目の前の車が急ブレーキ!! うちの車は停まったけど、後ろの車がうちの車にゴツン(傷もつかない程度)。 キーちゃんが一応被害状況の確認のため車外に出ると、相手の運転手も出てきました。 二人で何やらニコヤカに会話を交わしている様子でしたが・・・相手運転手がこちらの車内にチラリと視線を送ったその瞬間、態度が変わった!! そう、こちらは「外国人マダム」。 「potentialカモ」(笑)。難癖つけたらいくらかでも取れるかも・・・。
相手の変化を見て取ったキーちゃんはすかさず車に寄ってきて私に言いました。「マダム、ドアを全部ロックして、何があっても絶対に出てくるな!」。 えらいぞ、キーちゃん!! ドライバーの鑑!! 体を張って守ってくれる覚悟だね!!
結局、どちらの車も傷もついていないし、悪いのはうちの前の車(&後ろの車)なので、数分の押し問答の末、無事その場を離れたのでした。

2回目・・・ファミリーカーのドライバー(ジャスピーことRishpal)運転の車に一人で乗っていた時のこと。 今度はかなり渋滞中の道で停車中のバスが何故かバックし始めた!! 退がりたくても渋滞していて退がりようもなく、そのまま左前の辺りがグシャ・・・。 人はいいけど要領(とアタマ)がちょっと悪いジャスピーがバスの運転手とともに車の状態をチェックし、私に一言「マダム、車外に出て、被害の具合を見てくれ」。 ・・・この時すでに車の周りは野次馬が数十人。 もちろん全部インド人。 すべて男性。 こわい・・・!! (ちなみに、インドの野次馬は「遠巻きで見る」などということはいたしません。 体温を感じるくらい大接近してくる!) 引きつりながらも、その場では一応私が『ボス』。 車のへっこみ具合をチラリと見て、「フーム、なるほど・・・」 "Oh!!" "Well,Well!!"などとつぶやき、そそくさと車内に逃げ帰りました。 
バスの運ちゃんとのやり取りを終えジャスピーが戻ってきて誇らしげに言った言葉は「マダム、800ルピーで話をつけてきました!」。・・・はぁ~?? 800ルピーって・・・2000円??
車の修理代も出ないだろうが~!! どうもジャスピーの認識では、車のへっこみなんていうのは修理なんてせずに放っておくもので、800ルピーは会社に報告されたくないバスの運ちゃんが提示した「示談金」だったようです。 運ちゃん相手じゃ埒があかないので、バス会社対うちの事務所で交渉するということでその場での話し合いは打ち切りとしました。

ジャスピーは社用車には使えないという確信をもった一件でありました。

そう言えばこのジャスピー、とてもまじめで人はいいのですが、英語もイマイチ。 "or"という言葉がわからないらしい・・・(-_-;)。 飲料水を買いに行かせた時のこと、「○○(ブランド名)or××(別のブランド名)を2boxes」と頼んだら○○2箱と××2箱、計4箱買ってきました!(笑)
by KURIinHK | 2004-09-08 09:42 | インド


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