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お金の話
お金の話_a0025439_2053959.jpgと言っても別に私にお金があるとか無いとか・・・いいじゃないさ、そんなこと!!

香港では1997年に中国に返還された後も人民元ではなく香港ドルが使われています。写真のお札は3つとも100ドル紙幣。 デザインが違うのは発行元が違うため。
香港の紙幣は 中国銀行・香港上海銀行・スタンダードチャータード銀行の3行が発行しています。 これはちょっと驚きでした。

お札の話となるとインドのお札の話にど~しても触れなければ!!
インドでは公用語の英語とヒンディの他にたくさんの言語が使われています。お札には15種類(多分)の言語が記されています。

インドのお札はボロボロだという話を聞いたことがある方もいるかもしれません。紙質が悪かったりしてボロボロになる場合、普通は端からボロくなるものですが、インドのお札は真ん中へんに穴があいているものがほとんどです。それはお札を束ねるのにホチキスで留めるから!!
インドには高額紙幣がありません。2000年当時最高は500ルピー(1500円弱)でした。何しろ物価が安いので500ルピーだとおつりが無いと言われることもしばしばなので、銀行で1万ルピーをおろすと100ルピー札を100枚くれるのが普通です。この100枚の束をホチキスで留めるのです。 何しろ1cmくらいの厚みの束なのでホチキスといってもかなりの太さのものなので、これをはずすのも一苦労。 ひっぱたりひねったり、あれこれするうちに穴はどんどん大きくなりお札はボロボロになってしまうのです。
なぜホチキスなんかで留めるのか・・・日本のような紙封にすればいいのに。 理由は簡単。抜く人がいるから。 銀行が銀行員を信じていないからに他ならないのです。 

窓口の人が信じられないのは郵便局も同じこと。 国内郵便は1ルピーですがエアメイルは10ルピー。10ルピーあったら軽食くらいは食べられます。そこで窓口の人は受け付けた郵便をくすねて、一度貼った切手をはがし次の人に売ってその分を自分のポケットに入れてしまうということをします。 これを防ぐために、慣れた人は目の前で消印まで押させるそうです。 ちなみにそれを知らなかった私がインドでの住所を知らせるためにアメリカの友人数人に送った手紙、全滅でした(涙)。
by KURIinHK | 2004-08-15 20:35 | インド


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