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Diwali 花火編
10月21日にダシェラについてのポストで書いたように、インドでは今日11月12日(年によって違います)はヒンドゥ最大の祝日、ディワリ(ディパバリ)です。お祭りの意味はダシェラの時に詳しく書きましたが、かいつまんでいうとラーマ王子が悪い奴らと戦ってさらわれた王女を取り返したのがダシェラ。故郷に凱旋したのがディワリです。
王子が村に凱旋した際に人々が灯りを灯して出迎えたことから、ディワリは「光の祭典」とも言われています。

ディワリに付き物なのは花火。この日は町中いたるところで花火をしている人を見かけます。花火の種類は日本で夏に家でするようなものから、「個人でこんなことやっていいの??」と思うようなものすごい打ち上げ花火まで実に様々ですが、この日花火をしないと来世はロバに生まれ変わると信じられているのだそうです。
ディワリが近づくとマーケットや街角のあちらこちらで花火が売られ、ディワリの一週間くらい前から気の早い人たちが爆竹を鳴らす音が聞こえるようになります。ディワリのための花火は工場で作られたきちんとしたものばかりではなく、細々と家族の手仕事で作られたようなものまであるため、毎年この季節になると「花火工場で爆発」「花火屋で火災」といった事故が頻発します。

知り合いのインド人(会社をいくつも持っているお金持ち!)のところでは毎年パーティが開かれていました。招待された時間に行くと、まず1時間くらい花火をします。大きな打ち上げ花火の着火には長い棒のついた普通の手で持つタイプの花火が使われます。打ち上げ花火はたいてい使用人などが着火するのでそれを眺めながら自分達は小さな花火をするのですが、結構みんな無頓着で大量の花火が置いてあるすぐ横で、知らん顔をして花火をしたり、燃え殻をその辺りにポイッと捨ててしまったり・・・事故が多いのもうなずけます。
花火のあとはビュッフェ形式での食事。もちろんインド料理です。片手にお皿を持ち、もう片方の手だけでうまくナンをちぎれるようになった時、自分もすっかりインドに馴染んだなあ・・・と痛感しました。

食事が終わると再び花火です。前半戦より大きな花火に加え爆竹も登場! この爆竹の量たるや、半端なものではありません。 1万発、2万発の爆竹を道路に敷き(数十メートルに及ぶ)着火すると、数分間にわたって爆竹が鳴り響きます。
こうして花火大会は夜更けまで続けられるのですが、爆竹が佳境に入った頃ふと見ると煙の向こうにいくつかの人影・・・。お掃除の人たちがスタンバっていました。ディワリの時はすべてがご祝儀価格になるので、お掃除の人たちにとっても稼ぎ時なのです。

パーティの帰り道、まだくすぶっている花火や爆竹を踏みつけながら車で走るのはちょっと恐怖です(-_-;)

追記: 南国お気楽日記のsy24653さんのところでマレーシアのディワリのディスプレーが見られます!


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by KURIinHK | 2004-11-12 11:38 | インド


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